一周年記念手織展 去年今年 2010

 ごあいさつ

 ふるさと飛騨古川に、昨年五月十六日に工房を開かせていただいてから、おかげさまで満一年を迎えることができました。
 これまでにたくさんの出逢いやご縁があり、感謝しております。
それとともに、思いがけない永久(とわ)の別れも、多くありました。
 若さの時に故郷を離れ、年を重ねて還ってきたからこそ、創作へとかきたてる内なるものの源(みなもと)、原風景の意味することが観えてきたように感じます。豪雪に折れても、新芽を伸(の)ばそうと努める山桜(さくら)の切枝に、生かされていることを思います。「つながるいのち」、日々の暮らしの中での気づきと教え、そしてこれからを託しながら創られた布々・・・。
 ご高覧、ご批評くださいましたら幸いでございます。

    平成二十二年 衣更月

              手織り由布衣工房 河合由美子