染織展 春音(はるおと)
2011年3月1日(火)~6日(日)
銀座 大黒屋ギャラリー
ごあいさつ
ふるさと飛騨古川に工房を構えて、まもなく二度目の春が訪れようとしています。
これまでにたくさんのご縁と教えをいただき感謝しております。
それとともに、身近に住む生物からも様々な学びがありました。
春の訪れは蜘蛛の巣との再会。いく度取り払っても、しばらくすると糸をかけ始める蜘蛛の姿に「あきらめないこと」を・・・。
雨が降りそうになるとけたたましく歓喜の歌を奏でる池の主、蛙からは「感謝を素直にあらわすこと」を・・・。
いつのまにか蕾をふくらませ、花を咲かせ、やがて枯れていく草花からは「あるがままに生きること」を・・・。
「自然は師」、この地で織りに生きるしあわせを感じます。
原風景での気づきと導き、そして未来を想いながら創られた布々。ご高覧、ご批評いただきましたらうれしく存じます。
平成二十三年 弥生
手織り由布衣工房 河合由美子
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