鳥が種を運んだのか、庭でホタルブクロが咲くようになりました。好みではありませんが、眺めると思い出す事があります。1つは絵本の中で蛍が入ったホタルブクロを灯りに夜道を歩いている場面。題名は忘れましたが、子供心に美しい光景と感じた記憶が残っています。2つ目は蛍狩り、小さい頃には家から歩いて10分程の公園の側を流れる宮川に蛍がたくさん飛んでいました。カゴに捕らえて家に持ち帰り、ホタルの童謡を歌いながら毎日砂糖水を上げていました。やがて夜になると灯りを消した部屋に蛍を離し、きれいでワクワク嬉しかったこと、昭和の古川の懐かしい情景です。最後に蛍を観たのいつでしょうか。今は描かれた物を愛でるだけ、また逢いたいです。